30代共働きの子育て記録

東京から地方都市へ移住したフルタイムワーママの子育てや仕事のはなし。

置かれた場所で楽しむ努力

地方都市移住は私自身納得してした。というか、納得してできるように、私から積極的に動いた。

 

夫の故郷に移住する。事実だけ見たら、私の数少ない友人やかつての上司が私に言ったように、私は"譲歩しすぎ"なのかもしれない。でも、私としてはそれをなるべく譲歩=私の人生にとってベストチョイスじゃないんだけどしょうがなくの選択、ではなくて、自分で選べるものは出来る限り妥協せずに選んできたつもりだ。

 

例えば、職業や収入。

 

地方移住するからって、職業や収入、やりがいを妥協したくなかった。共働きだからこそ、ここを妥協してしまうと、東京にいた頃はそれなりにやりがいのある仕事で結構稼げていたのに、こっちにきてから楽しくない安月給の仕事に甘んじている自分なんてものに、たぶん自分自身が許せなくなってしまうのが分かっていた。

今の仕事は海外出張や海外とのやり取りも多くやりがいもあるし、収入も東京にいた頃より上がり、在宅勤務のタイミングは個人の裁量に任されていて、とても満足度高い。

 

以前記事にした、夫が簡単に義実家に頼るのは、夫と話し、

夫が実家の手伝いをする、その見返りに孫の世話も出来る限りしてくれる。

持ちつ持たれつでやるんだ、そうでなきゃこんな田舎で(学童も保育所も人手不足で、専業主婦や祖父母サポートが前提の自治体)共働きで夫婦だけでやっていくなんて無理だ、ということを理解した。

 

義両親から面と向かって『病気の子供置いて仕事に行くのか』みたいなこと言われたことはなく、そもそも結婚した時点でこっちに息子と一緒に帰ってきてくれるなんて思っていなかったようで、嫁である私に対してまで家の手伝いをしろ、と言うつもりはどうやらないらしい、ということが分かった。もう私が吹っ切れてこの義実家にどんどん居場所を作っていくしかなさそうだ。

 

私には自分が頼れる帰れる実家はない。夫にはすぐ近くに実家があり、共働きに少なくとも表向きは理解のある両親がいる。それならば私は義理の両親と良好な関係を維持しながら頼っていく。それがポジティブにこの環境を生きていく方法なのだと思った。

 

考え方を切り替えたところで、たぶんすぐにうまく行くものではないと思うけど、置かれた場所で文句ブーブー言うよりも少しずつでも楽しむ努力をしたい。