30代共働きの子育て記録

東京から地方都市へ移住したフルタイムワーママの子育てや仕事のはなし。

Uターン移住の弊害

なんでこんなにしょっちゅう熱を出すんだい。ってくらい熱だしているニコ。でも、冷静になって振り返ればイチタも4歳の頃しょっちゅう熱出してたな、と思い直す。むしろ2週間前にイチタと順番に高熱を出した時はニコは比較的軽症で済んだ方だったかな?(もう記憶が曖昧)

 

えーんえーん、お腹痛い、首痛い、おめめ痛い、と泣くニコ。時々咳のしすぎで吐きそうになっている。私は背中や足をさすることくらいしかできない。大丈夫だよ、ニコの身体はいまバイキンと戦っているんだよ、必ず治るよ、と励ますくらいしかできない。

 

子供が熱を出したとき、親がどうしても仕事を休めない、在宅勤務にできない、そういうとき、東京にいた頃は病児保育ベビーシッターがあった。結局頼らずに私が休んだり在宅勤務でなんとかしていたことが圧倒的に多かったけれど、朝8時までに連絡すれば必ず来てくれる、この安心感は大きかった。

 

移住した地方都市には病児保育ベビーシッターサービスはない。私が出張の日に実家カードを切ろうとする夫に釘を刺す。

 

実家に頼ることは、私への『病気の子ども置いてまで行く仕事なのか』っていう両親の無言の圧力とセットなんだよ。

私が、あなたが職場に行かないと仕事にならないというから在宅勤務にして対応した最初の数日間は、あなたの他に誰も見ていないんだよ。

 

夫には妻がダメなら両親がいる。私には夫しかいない。私がダメならすぐ義両親にいってしまうから、そうならないように私はなるべく在宅勤務にして乗り切ろうとする。夫は私と同じだけの犠牲を払おうとしない。この日は在宅勤務にできないか?その検討すらしていないように見える。

 

なんだこれ?東京にいた時の方がよほど気楽でいられたよ?頼る先が夫の両親だからか。なんでこんなに肩身の狭い思いしなきゃいけないんだ。

 

来年から通う予定のイチタの学童保育への申請書を見て驚く。同居でなくても子の通う小学校の地区に祖父母が住んでいる場合は、学童ではなく祖父母宅で放課後過ごすべきと…え、祖父母保育ありきの学童って一体何のためにあるんですかね…専業主婦もしくは祖父母のサポート前提なのおかしくないですかね。

 

女の私が、『普通に』仕事を続けられる世界は、地方都市にはないのかしら。

普通に、という意味は、夫婦どちらかの両親に頼ることなく、公共の施設を利用しながら、フルタイムで働く、ということ。

 

夫が安易に切り出す実家カード、祖父母をあてにしろという学童保育は、女性がしっかり働きたいと思うモチベーションを下げるのには充分すぎると思うのだけれど、私はもっと図太くなるべきなのだろうか。(数年後にはお義父さんお義母さんいつもすいませーん!て言いながら何の躊躇いもなく預けられるようになるのかな。)