30代共働きの子育て記録

東京から地方都市へ移住したフルタイムワーママの子育てや仕事のはなし。

一流の頭脳読んだ

タイトルだけ見たら絶対読もうとは思わなかったと思うが、スマホ脳(新潮新書)の著者の本もっと読みたいなーと思って調べていたら出てきたので読んだ。

 

一流の頭脳

 

脳みそを劣化させたくなければ、とにかく走れ。そういうことらしい。読んでいるうちに、「今の私の座ってばかりの生活は、脳を劣化させる一方ではないか…走らなければ!!」と思わずにはいられなくなってくる。実際読んだ後めちゃくちゃ久しぶりに走った。10分と持たず息が切れたけど、それだけ運動不足なんだろう。走った後の爽快感を久しぶりに感じた。そう、やってみると気持ちいいことは知っているけど、最初の一歩がなかなか出ない。

 

在宅勤務メインになってから、運動不足が気になるようになって、それでもわざわざ走りに出るなんて精神的にも時間的にも余裕が持てなかったので、スタンディングデスク用意して立って仕事したりしているけれど、確かに立って仕事していると疲れるのだが、運動不足の解消にはなっていない。

朝夫が子供たちを連れて家を出るのが7時45分。始業時間の8時45分までちょうど1時間あり、それまで掃除、洗濯などの家事に充てていたのだが、本を読んで、この時間ランニングに使えるなと。

 

始めるのは簡単で、読んだ後は特にモチベーションもあるから多分これから数日は続けてやるんだろうけど、私は知っている。続けられるかが一番の問題…!!雨が降ったりしてやらない日ができると、そこから再開できなかったり、とにかく続かないのだ、面倒くさくなっちゃうのだ。身体が無意識にランニングウエアを着ちゃうレベルまで続けられたら楽なのだろうけど、たいていそこに行き着く前に元の生活リズムに戻ってしまう…

 

本著には習慣化については書かれていないが、週に3−5日、1回30分程度の運動(ランニングなどの有酸素運動、私の年齢では心拍数を140くらいまで上げて負荷をかけること)をすると脳にどんな効果があるのか、エビデンスを元にたくさんの効果を紹介している。

 

子どもにもよく運動させた方が学力も上がるよ、というデータも紹介されている。キュリー夫人脳科学で証明される前から子どもの教育は体育メインで良いって言ってるけれど、それにしてもそんなに!?ってくらいの効果が出ていて驚く。

 

ふさぎがちな気持ちを前向きにする、集中力を高める、記憶力を向上させる、年を取っても若々しくいる、これらすべてが『走る』というシンプルな有酸素運動で叶う。

 

特別な薬なんていらない、とにかく、動け、脳は動くために存在しているのだから。

 

習慣化…

保育園のママ友

今年4月、イチタの同じクラスでいちばん仲良しな友達のママが海外に単身赴任になり、子どもを連れて行くということで退園。

 

お迎えのタイミングがよく一緒になり、保育園を出てすぐの小さな公園で何度も遊んだのが既に懐かしい。子ども達が仲良すぎていつもなかなか離れなくて、一緒に帰れるギリギリのところまでみんなで歩いたこともしばしば。

 

退園することを教えてもらった時に、行ってしまう前に良かったら週末一緒に遊ぼう、(その日スマホ持っておらず)次会った時連絡先交換しましょうとお話しして結局そのまま何度かすれ違ったもののコンタクト取れずに去ってしまった。

はぁぁ…あの時連絡先交換してたら良かったなぁ…でも連絡先交換したところで準備に忙しい週末会えたか分からないし、今後やりとりすることないだろうし、子ども達はギリギリまで保育園で目いっぱい一緒に遊んでただろうし、私の(そのママと仲良くなりたかった)自己満足だよな…何度かすれ違ってたけど交換しましょ!とならなかったのもそういうことだよな…とひと通り落ち込んでなんとなく立ち直っていたところ。

 

またひとつ、おわかれ。

 

今度はイチタのひとつ上のクラスのママで、乳児クラスにいた最初の1年間、これまたお迎えが何度も一緒になってその後も会えば話していたママ。お迎え後に公園でかなり久しぶりに会えたと思ったら、第二子が産まれていて、退園するんです、と。

 

子ども達の遊びを見ながら話す、子どもにとっていい環境ってなんだろう、その夫婦の選択。子連れの引越しは保活もセット。私達夫婦もここでずっと子育てするつもりはないこと、でもそのタイミングに答えが出ていないこと。

 

帰り際、連絡先交換することなく、『引越しが無事に進みますように』『ありがとう、元気でね』とお別れ。たぶんもう会えない。あぁ、寂しい!でもやっぱり連絡先は聞けなかった。

 

保育園で顔を合わせる親達は、基本的に挨拶するだけでそんなにこみいった話しないし、子ども達がいるので世間話もそこそこに毎日それはドタバタと家路に着くのだけれど、そんな中でも上記のママ友ふたりは会えばどちらからともなく気さくに話していた。しょせんは薄くて細い繋がりなんだけど、それが結構(リアルで会う友達のいない)私にとって貴重な癒しになっていたんだなぁと。同じ街で、今日も仕事に子育てに頑張るあのママがいる、ということが。たぶん私はこれから先、何度も彼女達を思い出しては、今何してるかな…と思うのだろうな。

 

きっとこれから、こういうお別れはたくさんあって、そしてその度、胸がキュッとなる思いをするのだ。

閉塞感

ニコ、7月はイチタと保育園からもらったRSウイルス(疑い)で数日休み、8月は感染性胃腸炎からのマイコプラズマ肺炎(私個人的な予測。お盆休み前の小児科滑り込みでまもなく分かる)で長引く発熱と夜眠れないくらいのしつこい咳に悩まされ、かれこれ1週間登園できず。

 

同時にダメージを受けるのは、100%在宅勤務のわたし。そしてもれなく体調不良ももらうわたし。

 

体調不良で不機嫌な病児を抱えて長く家に引きこもっていると、自分自身の気分も塞ぎ込んできて、共に頑張って励まし合うべき夫に八つ当たりしてしまったり、独り言の愚痴が止まらなかったり。さらには、思考回路もネガティブで占められてしまう。

 

ワクチン打ってもマスク取れない生活様式

 

ワクチン打っても緊急事態宣言は出され。

 

ワクチン普及してきているのに未だに感染者の数で大騒ぎ。

 

ワクチンのおかげで死者重症者減っている中、思考停止の判断で今年も中止になるイベントの数々。オリンピックはやったのに。この矛盾。

 

そしてなんなんだ、この閉塞感。

(実際病児抱えてて文字通り家から出られないんだけど)

 

ワクチン打ったんだからこっからどんどん巻き返そうぜ!っていう気概が、どの世代の誰からも全く感じられない。この国の人たちは、もうこれからもずっと行動範囲を狭めて、限られた人としか接さず、外食なんてとんでもないです、みたいな生活を自ら進んで望んでいるようにすら見える。あぁ、この国はきっとこの先もどんどん衰退していくのだなぁ、としか思えない。

 

子育て中の30代の私でさえ息苦しいと感じる。こんな雰囲気の世の中でやりたいことを我慢して暮らさなければいけない、若い世代の人達がかわいそうだ。

 

この1年で、この国で子育てし続けることに、大きな疑問を持つようになってしまった。さっさと見捨てた方がいいのかもしれない。

 

ニコが元気になったら、私ももう少しポジティブに戻れるだろうか。

あきらめない読んだ

ジェンダーについて調べている時に村木さんをもっと知りたいと思うようになり著作をいくつか読んだうちのひとつ。

あきらめない 働く女性に贈る愛と勇気のメッセージ (日経ビジネス人文庫)

 

これまで生きていて、公務員というのは自分のキャリアの選択肢として一度も考えたことがなくて、国家公務員なんて東大の人しか行けないものだとばっかり思っていた。女性官僚という生き方で紹介される女性たち、もちろん東大出身の人もいるのだが、村木さん含め地方出身、地方国立大出身の人もいてとても意外だった。この本でも、「あきらめない」でも、読んで思ったのは、これほどの労働に対してお給料見合ってるの。。?という疑問。国のため国民のため、徹夜も厭わずめっちゃ頑張ってる。きっと官僚の中でも特にやりがいに燃えている人たちを取り上げたのだろうけど。

 

私のように外資系で業務内容に対して高めのお給料を貰って定時きっかりしか働かないという生活に甘んじているひとは公務員なんて割りに合わなくてやってられないだろうなー。

私の中の国家公務員のイメージ『男性優位、古くて堅い考え、長時間労働』村木さんは『女性もどんどん活躍してて多様性は認める雰囲気(村木さんの所属していた厚労省はその存在的に特に)』と書いているが、長時間労働はイメージ通りのようだ。

 

海外勤務は外資系にいるよりも国家公務員の方が実現しやすいかも、と思った。

 

なんだか最近女性の書いた本を読むと、娘の将来の進路の可能性として見ている自分がいるなぁ。娘がどんな選択をしようと、応援できる母でいよう。

ミニマルにしたい母、物欲にあふれる子供たち

まもなく娘ニコ2歳の誕生日がやってくる。

 

誕生日プレゼント、どうしよう。

 

知育系玩具(パズルやブロック)はひと通り揃えてある、ぬいぐるみは何個もある、絵本も所有と図書館の合わせて常に30冊以上用意してある、イチタのトミカでおもちゃ箱はすでにいっぱい。我が家は都内2LDKの狭い部屋。

 

ふと思いついた、自分が小さい頃好きだったお人形ごっこシルバニアファミリーの人形ならそんなに嵩張らないかな…と調べてみたら沼だった…なにこれ私が揃えたい、欲しい…

 

最初のプレゼントとして、まずは猫の一家かなぁ…

 

そしてそのあとすぐにやってくるイチタの誕生日。

イチタは欲しいものができる度に、サンタさんにお願いするか話すようになったし、もうここから先は何もあげずに済ませるという選択肢はないのだな…

 

ミニマルに過ごしたい私、でも記念日にどんどん増えるもの物モノ。

ふるさと納税やり過ぎた

ニコのマイナポイントの特典5,000円は、早速とらやの期間限定ぶどう氷(1,210円)に使われました。氷の下にあんこ入ってて美味しかった…今シーズンの間に定番の杏も食べておきたい…

 

住民税と所得税の決定通知書を見て、去年のふるさと納税、1万円ほどやり過ぎていたことを知る。

 

いちごも白い恋人ルタオもお肉もぜーんぶ美味しかったから良いんだ…良いんだよ…忙しい中マイナポイント取りに行ったしチャラだよ…でも…!今年は気をつけよう。半分済ませたからあとは今年の年収がはっきりする年末まで待とう。

 

今年は、フルーツ定期便、シャインマスカット1.2kg、100%ストレートジュースをすでに申し込み、ストレートジュースは私や子ども達が少しずつ消費していて、フルーツ達の旬の時期が来るのを楽しみに待っているところ。

 

Amazon pime dayで、安くなっていたのでマイナンバーカードリーダライタを1,000円で購入。これで来年の確定申告からe-taxデビューしよ。

ゼロで死ぬシミュレーション

楽しい。所持金ゼロ円で死ぬことを考えるのがこんなに楽しいとは!

 

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルールを読んでから、その考え方にすっかり魅了され、実際にライフプランニングシートを使ってゼロで死ぬシミュレーションをしてみた。

 

意外と難しかったのは、今後私と夫がどれくらい稼ぐのか。あまりアグレッシブな数字を入れても精神的に良くないので、基本働き盛りの今がピークで、40歳での地方移住を機に少し減り、70歳の定年以降は半分、年金の受給は75歳から、というなるべくあり得そうな数字にした。

 

自分でいちからライフプランニングシートを作ってみて良かったのが、子どもたちの教育費を具体的に見える化できたこと。以前FPに相談した際もいろんな想定でシミュレーションし、子どもふたり、私立理系大学まで夫婦共働きを続けられるなら大丈夫、という結論に達していたものの、支出の精度とか、収入の見込みとか突き詰めて考えていなかったので今回そこを満足いくまで考えた。

 

我が家の経済状況では、前提条件として高校まで公立、大学から私立理系で都内一人暮らし、大学院修士課程までの学費と生活費をサポートするという前提で計算した。すると、ニコ大学院卒業時点で結構すっからかん。きっと義両親も同じような思いをして夫を大学院までやったのだなぁ…

ここまで計算して、やはり我が家の経済状況では、インターナショナルスクールや中学受験と私立中高一貫校、自費での海外留学、私立医学部は想定に入れるべきでないな、と冷静に判断できる。

 

さて、この時点で、子どもたちへの生前贈与など到底無理では?と思ったのだが、子どもたちが大学院を卒業した後も、私たち世代はまだまだ長く働くのだ。それに対して教育費と子どもたちが自立して生計を共にしなくなれば生活費は落ち着いてくるので、結果お金は貯まる。何千万という大金を一度に用意する必要はない。数百万貯まったら渡す、これを何度も繰り返す。なるべく子どもたちが人生の転機(就職や結婚、出産)で助けになるようなタイミングで渡せるように計算していく。

 

それでも100歳で死ぬ時に少なくない金額が残っちゃう計算だ。生前贈与だけでなく、寄付もいいかもしれない。

20代の頃早く死にたい、と思っていたような私が、長生きしたら子どもたちや子ども達世代をサポートできるかもしれない、と思ったら、長く生きたいと思えてきた。