30代共働きの子育て記録

東京から地方都市へ移住したフルタイムワーママの子育てや仕事のはなし。

ゼロで死ぬシミュレーション

楽しい。所持金ゼロ円で死ぬことを考えるのがこんなに楽しいとは!

 

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルールを読んでから、その考え方にすっかり魅了され、実際にライフプランニングシートを使ってゼロで死ぬシミュレーションをしてみた。

 

意外と難しかったのは、今後私と夫がどれくらい稼ぐのか。あまりアグレッシブな数字を入れても精神的に良くないので、基本働き盛りの今がピークで、40歳での地方移住を機に少し減り、70歳の定年以降は半分、年金の受給は75歳から、というなるべくあり得そうな数字にした。

 

自分でいちからライフプランニングシートを作ってみて良かったのが、子どもたちの教育費を具体的に見える化できたこと。以前FPに相談した際もいろんな想定でシミュレーションし、子どもふたり、私立理系大学まで夫婦共働きを続けられるなら大丈夫、という結論に達していたものの、支出の精度とか、収入の見込みとか突き詰めて考えていなかったので今回そこを満足いくまで考えた。

 

我が家の経済状況では、前提条件として高校まで公立、大学から私立理系で都内一人暮らし、大学院修士課程までの学費と生活費をサポートするという前提で計算した。すると、ニコ大学院卒業時点で結構すっからかん。きっと義両親も同じような思いをして夫を大学院までやったのだなぁ…

ここまで計算して、やはり我が家の経済状況では、インターナショナルスクールや中学受験と私立中高一貫校、自費での海外留学、私立医学部は想定に入れるべきでないな、と冷静に判断できる。

 

さて、この時点で、子どもたちへの生前贈与など到底無理では?と思ったのだが、子どもたちが大学院を卒業した後も、私たち世代はまだまだ長く働くのだ。それに対して教育費と子どもたちが自立して生計を共にしなくなれば生活費は落ち着いてくるので、結果お金は貯まる。何千万という大金を一度に用意する必要はない。数百万貯まったら渡す、これを何度も繰り返す。なるべく子どもたちが人生の転機(就職や結婚、出産)で助けになるようなタイミングで渡せるように計算していく。

 

それでも100歳で死ぬ時に少なくない金額が残っちゃう計算だ。生前贈与だけでなく、寄付もいいかもしれない。

20代の頃早く死にたい、と思っていたような私が、長生きしたら子どもたちや子ども達世代をサポートできるかもしれない、と思ったら、長く生きたいと思えてきた。