30代共働きの子育て記録

東京から地方都市へ移住したフルタイムワーママの子育てや仕事のはなし。

専門家の意見を聞く

 

さてさて、夫の『実家の土地に自分の家を建てる夢』は、土地の所有者であるおじいちゃんが認知症だと進まないらしい、後見人制度を利用すれば何とかなるのかもしれないけどかなりハードルは高そうだ。というところまで自分達で調べてなんとか辿り着いた。

 

たぶん昨今日本中で起きているよくある話だとは思うけど、とはいえインターネットで調べられる情報には限りがあり、専門家の意見欲しい…と思った私たち夫婦は、まずは自治体の後見人制度法律相談に申し込むことにした。1時間無料。ありがたい。

 

きっと引退後のおじいちゃん元弁護士とか、なりたてのトレーニング中弁護士とかが出てきて、向こうも自分の仕事にならないとやってられないだろうから、後見人制度ぜひやりましょ!って言ってくる可能性もあるよね、そしたらセカンドオピニオンだね、と話していたのだが、良い意味で裏切られた。

 

50代くらいの女性弁護士だった。まず働く女性の先輩という意味でわー、うれしい。と思った。

彼女は冷静に私達の話を聴いたあと、このケースでは相続が発生し、義父と義父の兄弟間での遺産相続の整理(預貯金と土地の分配)が完了した段階で動くのが一番シンプル。やろうと思えばおじいちゃんから土地を購入する、などのやり方もなくはないけど、後見人制度を使ってまで今すぐに動くのはあまりオススメしないわ。という回答だった。持っていた質問を全部投げかけて回答してもらい、私達も納得。専門家の意見に背中を押してもらったな、という印象だ。

 

質問も落ち着いてきた頃「ところで」と彼女は言い、見知らぬ土地で夫の実家に家建てるって言うのに文句も言わず付いてきて、法律相談の約束まで取り付けてくれる奥さん(私のこと)しっかりものね、偉いわよ。良いわね、とても良い夫婦よ。と言ってくれた。夫がいる目の前で褒められるって初めてかもしれない、ありがとせんせー!

 

相続が発生しても遺産分配の整理が完了するまで土地をどうこうできない、ということで、最低でも数年、下手したら10年近く何もできない、ということになった。

 

それじゃあそれまで今住んでいる築30年のオンボロ賃貸マンション(家賃11万。東京に住んでいる頃とそれほど変わらず。)に住み続けるのか、少しでも義実家に近く通わせたい小学校の学区に引っ越すのか。家賃を考えると義実家の方は今よりさらに田舎になるのでもっと安いところに移動してお金を貯めておきたいところ。でも、引越し面倒くさい…