30代共働きの子育て記録

東京から地方都市へ移住したフルタイムワーママの子育てや仕事のはなし。

男の子/女の子の学力の伸ばし方読んだ

おもしろかった。子どもたちに中学受験をさせる予定は今のところないけれど(中学受験が当たり前の東京に住み続けるつもりはないため)家庭での学習習慣は中学受験するしないに関わらず大事だし、読んで良かった。

 

男の子の学力の伸ばし方

女の子の学力の伸ばし方

 

この本を読んで初めて、男女両方の性別の子どもを授かった幸運に感謝しました。

 

子育て、今もじゅうぶん楽しいけれど、これからのふたりそれぞれの成長が楽しみ過ぎる。もちろん外見上の性別と、脳みその性別が同じとは限らないから今後も注意深く観察する必要がある(男性の約15%は女性脳、女性の約10%は男性脳を持っているそうで、私自身思考パターンとか男性脳っぽいな、と思うことも多々)けれど、これまでのイチタとニコの発達具合を比較してみると、典型的に男女の特徴、違いが現れているように見えて、これまた興味深い。

 

母親は科学者であるべき、は確かモンテッソーリの本に書かれていた言葉だけど、科学的な視点で子育てを捉えると、子どもの言動にはちゃんと理由があって、それに対して親の私が感情的になってはいけない、冷静に観察するのが大切、というのが納得できる。

 

私にとって重要なことメモ。

女の子は右脳(空間能力)と左脳(言語)がバランスよく発達し、小学生の頃には脳みそはほぼ大人の女性と同じだから子供扱いしない。共感して、一緒に頑張ろう、が効く。母親は女の子の一番近いロールモデル。かと言って完璧な母を演じる必要はなく、失敗もたくさんして幸せな今がある、ということを見せてあげる。

男の子はホルモンの関係で先に右脳ばかり発達し、左脳の発達は遅れる。小学生になっても精神年齢は幼稚園児とあまり変わらないと思って良い。自分の力でなんとかしたい気持ちを尊重し、トライ&エラーを存分にさせてあげることが大事で、先回りして指示したり口出ししたりしない。敵や自分との戦いに燃える。何になりたいとかどこに受かりたいという高い目標よりも、まずは目の前のルーティンをこなす。

 

男女に共通するのは、親が日頃から学ぶ姿勢を子どもに見せることはなによりも大事で、子どもが疑問に思ったことを素直に口に出せる環境、それを一緒に調べる習慣、家庭での会話が子どもの読解力や考察力を育てる。

偏差値やその学年でできている『べき』ことに執着する意味はまったくない。その子の成長したところ(具体的には先週学んだことを理解できているかなど)と、その子が今出来ることは何かを親がきちんと理解してサポートすることが大切。

 

親の接し方、モチベーションを上げる声の掛け方も男女で違うようだし、いろいろ試すの楽しみだ。