『人が嫌な気持ちになること言うのやめましょう』とか、大人からするとそんなの当たり前でしょうってこと、イチタは分からず平気で言ってしまって相手を傷つけているようだ。注意するのは簡単だけど、小学校生活では親が学校内での子供の言動を保育園ほど把握できないので、こういう場面でこういうこと言うと相手は傷つく、という具体的なケーススタディを想像しながら学んでいくしかないと思っている。できれば親としては説教臭くしたくなくて、その点このシリーズは物語の中に必ず登場人物のひとりがそういうことを言ったりやったりして、それを相手がどう感じて、どうやってリカバリーしていくかが分かりやすく書かれていて勉強になる。道徳的に良い教材だと思う。
関西弁なのも物語を必要以上に重くせずにしてくれて良い。ユーモアも豊富。大人の私も読んでいて楽しいストーリー。
イチタも黙って聞いており、え、これってさ、こういうこと?とか聞いてくるので必要に応じて解説している。
相手の気持ちを考えず自分の意見をぶつけてやっつけてしまうのは、私に似てしまったな…と思うので、必要以上に否定せずとも相手を傷つけるのは良くない、ということは分かって欲しい…。
小学生のケアほんと壁だわ…