ようやく聞き終えた…めちゃくちゃ面白かった〜。宇宙を舞台にしたSF、とひとくちにいうのはあまりにも乱暴なくくりかただけど、壮大なスケールを楽しませてもらいました…
最初からⅢの死神永生、上巻の途中までは紙の本を図書館で借りてせっせと読んでいたのだけど、使われる用語が小難しいからかとにかく読むのに時間がかかってしまい、返却期限がきたところから下巻もAudibleで聞いた。聞いてもやはり難しいけれど想像力をより働かせられる気がする。
Audibleにある三体Xは作者が違うなと思ったらスピンオフ小説なのね…!これも聞こう。
ゼロはAudibleではこれからリリースということでお楽しみ。
(三体Ⅲ 死神永生下より)人類文明の墓標を作るのに長期間保存できる唯一の方法は『石に字を掘る』!には一番笑った。原点回帰。
脳みそだけ宇宙に飛ばされて三体世界に取り込まれて再びチェン・シンの前に現れたユン・ティエンミンのお伽話はそれ単体でも充分楽しめるお話だったけど、これがあぁあの!に繋がるのもまたものすごく面白かった。
一番最初に葉文潔が人類に失望し太陽に向かって救いを求めた結果が、物理法則を駆使した戦争ののちに宇宙全体の焼け野原なのはやるせなかった…
どこでなんでアイAAと離れることになったんだっけ?と滅多にやらないやらない聴き直しもした。たぶん運転中か何かで気が散っている時だったんだろうな。
チェン・シン長生きしすぎよ…人類の生き残りとか凄いよ…なんなら彼女が死ぬまでを見届けたかったよ…
こんなに長くて面白く読める小説、他になかなかないのでは。
高校物理程度の知識しかない私が読んでも充分楽しめたけど、もっと知っている人ならもっと面白いのではないかなぁ。一度読んだら二度と忘れない世界観だし再読にはまた労力が必要になるだろうけど、コレクションとして買おうかな。