30代共働きの子育て記録

東京から地方都市へ移住したフルタイムワーママの子育てや仕事のはなし。

初めての『遊ぶ約束』

イチタ、6歳、年長クラス。今年4月から小学校1年生。

 

通う幼稚園(預かり保育利用)の同じクラスの友達数人と、クラスメイトAのお家に遊びに行こう、良いよ今週の土曜日おいでよ、となったらしい。

 

それを木曜日の夕食時にイチタから聞いて、夫とも相談の上ダメ元でAの両親(外国人)に向けて手紙を書く。

OKなら夫のインスタアカウントにDMちょうだい、NGならこのお手紙も無視で構わない、子供同士の約束だから、こちらは全く気にしないよ。と書いた。

 

イチタからAへ手渡し、AからAの両親へ手渡しの必要あったので、まぁ返信ない方が普通かな、と思っていたら、金曜日の夜にDMきた。

 

その夜からイチタの体から楽しみが溢れていた。

 

友達と遊ぶために持っていくポケモンのぬいぐるみ、カード、あげたいシール。せっせと用意して、服も全身ポケモンで、初めてお友達の家へ遊びに行く。送り迎えは親がするけど、お友達の家にいる間はイチタひとり。

 

お迎えの時に私も行ったが、もうそれはそれは楽しそうだった。良かったね。こうやって世界が広がって行くんだね。

 

お友達の両親には手土産持っていったが、足りてない気がするので今度はうちにおいでね、と言っておいた。言っておいたけど、実現しないうちにA家族が故郷の国に帰るとな。悲しいけど、お別れパーティーにもお呼ばれしてイチタは嬉しそうだった。

 

今度はクラスの女子達を家に呼びたいらしい。せっせとお手紙書いていた。

アメリカ出張

7年ぶりにアメリカに行く。

 

昨年のヨーロッパ出張は2週間だったのが、今度は3週間。しかも途中西海岸から東海岸へ移動する。ヨーロッパの時は同僚も一緒だったけど、今回は全部ひとりでそれぞれの拠点で車運転する。大丈夫かしら。

 

車移動も不安だし、会わなきゃいけない人も多くてアポ取りとかやることリスト作ってて本音を言えばめんどくさーなんだけど、家族から離れて女ひとり冒険に出るイメージをしたらワクワクしてくるのでそのイメージの勢いで楽しんで行くしかない。

 

アメリカにいる時にやりたいこと

・ホテルのジムで筋トレ

・ホテルのジムもしくは周りを走る

・ホテルのプールで泳ぐ

・毎日香水つける(SHIROの香水お試しサイズ3種類ふるさと納税で入手し最近届いた。)

・部屋でダラダラする(たぶん一番確実にやる)

 

普段できない健康に良いことやりたい。

 

観光はアメリカだし別にいいや(前回アメリカ行った時、休日に上司の運転で歴史ある街というところへ行ったけど、全然歴史ある感じじゃなくて、ヨーロッパや日本の古さのレベルと全然違うことを知った)、食事も期待していない。

 

ジェルネイルしていきたいけど、3週間だと終盤オフしたくなるよなーむむ。

 

Apple Watchのバンドは可愛いものに変えて気分上げていくんだ。

カレールーで胃もたれ

久しぶりにカレー作って食べたいって夫が作ったんですよ。バーモントカレーを。

 

ひと口目から違和感。(夫や子供達とは美味しいねーとごまかす)

 

食べ終わる頃には吐き気に襲われる。

 

翌日も起きた瞬間から夕方まで吐き気と闘うことになる。

 

これが、歳をとるということだな…。せつない。

社畜になるまい

ここ最近、所属する部署の配置変えやら何やらで、私に課される仕事の幅がぐんっと広がった。

 

慢性的に人が足りていないなか、上司に煽られるまま西へ東へ出張し、大忙しの2週間が終わる頃、ニコが風邪を引く、そして私にうつる。

 

イチタ保育園最後の劇発表会、見に行けなかった。ニコも可愛いセリフ練習してたのに、参加できなかった。

 

ニコが体調を崩してやっと気がつく。仕事のやり過ぎだわたし。

 

会社に期待されているとしても、それで私が無理をして家族や自分が体調を崩しても、会社は責任取ってくれない。

自分の身は自分で守らなければ。

 

それで上司に『こいつ役立たず』と思われても全然平気だ。頑張り過ぎて身体や心を壊すより全然マシだ。

たぶん鬱とかになる人は、ここで自分を殺して頑張っちゃう人なんだろうな。私は絶対嫌だ。

 

社畜になるまい。改めて宣言する。

 

上司とも心の距離置こう。上司の忠犬にはならないぞ。

置かれた場所で楽しむ努力

地方都市移住は私自身納得してした。というか、納得してできるように、私から積極的に動いた。

 

夫の故郷に移住する。事実だけ見たら、私の数少ない友人やかつての上司が私に言ったように、私は"譲歩しすぎ"なのかもしれない。でも、私としてはそれをなるべく譲歩=私の人生にとってベストチョイスじゃないんだけどしょうがなくの選択、ではなくて、自分で選べるものは出来る限り妥協せずに選んできたつもりだ。

 

例えば、職業や収入。

 

地方移住するからって、職業や収入、やりがいを妥協したくなかった。共働きだからこそ、ここを妥協してしまうと、東京にいた頃はそれなりにやりがいのある仕事で結構稼げていたのに、こっちにきてから楽しくない安月給の仕事に甘んじている自分なんてものに、たぶん自分自身が許せなくなってしまうのが分かっていた。

今の仕事は海外出張や海外とのやり取りも多くやりがいもあるし、収入も東京にいた頃より上がり、在宅勤務のタイミングは個人の裁量に任されていて、とても満足度高い。

 

以前記事にした、夫が簡単に義実家に頼るのは、夫と話し、

夫が実家の手伝いをする、その見返りに孫の世話も出来る限りしてくれる。

持ちつ持たれつでやるんだ、そうでなきゃこんな田舎で(学童も保育所も人手不足で、専業主婦や祖父母サポートが前提の自治体)共働きで夫婦だけでやっていくなんて無理だ、ということを理解した。

 

義両親から面と向かって『病気の子供置いて仕事に行くのか』みたいなこと言われたことはなく、そもそも結婚した時点でこっちに息子と一緒に帰ってきてくれるなんて思っていなかったようで、嫁である私に対してまで家の手伝いをしろ、と言うつもりはどうやらないらしい、ということが分かった。もう私が吹っ切れてこの義実家にどんどん居場所を作っていくしかなさそうだ。

 

私には自分が頼れる帰れる実家はない。夫にはすぐ近くに実家があり、共働きに少なくとも表向きは理解のある両親がいる。それならば私は義理の両親と良好な関係を維持しながら頼っていく。それがポジティブにこの環境を生きていく方法なのだと思った。

 

考え方を切り替えたところで、たぶんすぐにうまく行くものではないと思うけど、置かれた場所で文句ブーブー言うよりも少しずつでも楽しむ努力をしたい。

存在しない女たち・なぜ男女の賃金に格差があるのか読んだ

女性が生活のためのケア労働(無賃扱い)に長く従事しなければいけないために、また、時間拘束力が高い仕事ほど給料が高いが故に、男女の賃金には格差がある。

 

この世の中にあるものほとんど全て、男性をデフォルトにデザインされていて、多くの女性にとって生きにくい世界になっている。下手をすれば死ぬくらい。圧倒的に、データが不足している。

存在しない女たち 男性優位の世界にひそむ見せかけのファクトを暴く

 

なぜ男女の賃金に格差があるのか

 

意思決定の場に女性がいるかいないかが最初のきっかけとしていかに大事か。賃金格差については、時間拘束力の高い仕事を減らしていくか(薬剤師の例はとても分かり易くて良い)

 

将来ニコが仕事を選ぶ時、私女だしこっちだな…とならずに済む世の中になってて欲しい。例えば現状では医師の中でも外科医は女性医師が少ない、皮膚科は女性医師が多い。

 

私自身を振り返れば、大学を卒業するまでジェンダーなんて意識していなかった。理系大学とはいえ女性が多い学部だったから女性だからってできないことなんてないように見えた(少なくとも私が大学にいた学部4年間についていえば)社会人になってからだ、おや、なんか随分と扱いが違うけど?と思うようになったのは。

 

この2冊を読みながら、この世界に女性が生きやすい国って本当の意味でないのだなぁと思った。もちろん北欧などは男女のデータ格差によって女性が不利益を被っている事実に気がつくとすぐに対応するなど、日本とは比べ物にならないほど女性を男性と対等に扱おうと努力する姿勢が目に見えるのは大きな差だと思う。

 

先日離婚する友人が、元夫が離婚に関する諸々の手続きが超大変なのだと文句を言っていたんだ、と聞いて、私は彼女の返答をすぐに予想できた。

『その面倒なことのほとんどは、結婚の時に女の私達だけが大変な思いしてやったんだけど?』

 

次生まれ変わるなら男がいい。女がそう思うようなこの世の中、変えたい。

Uターン移住で急速に冷めていく夫への愛情

コロナ禍きっかけでもともと少ない友達とも交流が途絶え、さらに地方都市に移住したことでリアルで会う友達がぜんぜんいないわたし。

 

たったひとり、同じ県内に住んでいる友達がいたので久しぶりに会いに行ったら、離婚してまもなく首都圏にある自分の実家に戻るのだと。

今までも頻繁に会っていたわけではないのだが、同じ県内に、私と同じくこの土地に縁もゆかりもない彼女が私と同じように子育てに仕事に忙しく走り回っている事実は私を励ましていたから、離れることは悲しいが、彼女にとっては長くモヤモヤしていたのをようやく決断し実行できたおめでたいこと。実際彼女の顔は晴れ晴れとしていた。

 

そして自分を振り返る。私はいつまでこの土地にいるのだろう?

 

夫の実家が物理的に近づくことで、夫が実家の用事で呼び出されることが増えた。ひとつひとつは細々としたものなのだが、週末の貴重な1日、半日がそれで潰れる。それによる夫との衝突も増えた。

移住して何度夫に伝えたか分からない。私は、長男の嫁になるためにあなたと結婚したんじゃないの。あなたの実家に行かなきゃいけない理由がない限り、私は好き好んで行かないよ?

たぶんこれからも何度も同じことを言わなきゃいけないんだと思う。すでに私はうんざりしている。

夫婦としての満足度は、移住して明らかに下がった。

子ども達が大学進学で東京や他の地方に出たら、私も東京に戻ろう、という妄想が私の中で少しずつリアルな想像に変わっていく。

 

その時に離婚するかどうかは分からない。

あと14年後、カウントダウンは始まっている。