30代共働きの子育て記録

東京から地方都市へ移住したフルタイムワーママの子育てや仕事のはなし。

LEAN IN再読

仕事についての記事が続きますが、息子は日に日に可愛さを増していて仕事中もついつい写真を見てはほっこりしてしまう私です。

 

 

この本が発売されてすぐに読んで、その時は転職直後くらいでそれはもうがむしゃらに働いていたし、幸いにも当時の上司は意識的に女性を前に出させるような人だったので、ひととおり読んだ後もそうか、こんなこともあるのか、程度でした。

 

自分の立場や気持ちの変化に伴い、共感する部分や、勉強になるところが変わってきて、今や私にとっての教科書みたいになってる本です。

 

LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲

 

 

先月仕事へのモチベーション低下やワークライフバランスでモヤモヤしている時に救いを求めて読んだ時は、上司にこれ読んで欲しい!!私のいまの気持ちこれ!!と思い、、例えば。

 

多くの男性にとって、仕事で成功しプライベートも充実させることはあたりまえの前提になっている。だが女性にとっては、両方を求めるのはうまくいっても困難で、下手をすれば不可能だ。家庭と仕事の両立はむずかしいというメッセージは巷にあふれている。二兎を追えばつねにせき立てられ、ふしあわせになるだけだ。だからどちらかを選びなさい、と女性は絶えず言われる。この問題が「ワーク・ライフ・バランス」と名付けられていること自体、両者が真っ向から対立するという印象を与える。この二項対立で、誰がライフを捨てられるだろうか。となれば必然的にワークが押し出されることになる。

 

子供のいる共稼ぎ夫婦は、父親も母親もやることが多すぎるというのに、さらに母親は、残酷な質問や非難がましい視線に耐えなければならない。世間は容赦なく、あなたは仕事も不十分なら子育てもさぼっていると母親に思い出させる。そうしないと忘れてしまうとでも思っているかのように。実際には立派な仕事をしている女性の大半が、自分は基準に達していないのではないかと始終不安を抱えている。仕事場では、家事や育児の負担の少ない男性の同僚と自分を比べる。家庭では専業主婦と自分を比べる。

 

モヤモヤが吹っ切れてから読むと、恥ずかしがらず、私なんてって謙遜しないで、できるところまで上目指そう、やりたいところまでやってみようって勇気をもらえる本でした。

 

自分がどうしたいのか考えて、一つ上のポジションを目指してみようって決めたら、いまの自分に足りない部分が次々と鮮明に見えてきて、それはそれで凹むし、いまのポジションの方がよほど楽かもとすでに思い始めていますが(特に社内政治とか、しょっちゅうある社内外の会食とか。)どうなりたいか、どうしたいのか分からず悶々とするよりは全然ましです。

 

 

家事育児に協力的な夫と、声を上げれば聞いてくれる上司や職場の雰囲気。私はかなり恵まれた環境にいると自分でも思います。せっかくそういう環境にいるのだから、のびのびと、自分はこうなりたい、こうしたいからサポートしてちょーだい、といえば良いのね、ということに気づきました。

 

 

上を向いて、できることから少しずつ、やってみようと思います。